粗雑な発声の利用、声を出さないテクニックの利用、苦しいフリをした発声、くちびるの利用、全力を出さない発声

《粗雑な発声の利用》 

 発声練習は多少粗雑なイメージで出した方が良い場合があります。きれいなイメージがきれいな声になるというわけではありません。良い声には「まとまった雑さ」があります。

 

《声を出さないテクニックの利用》 

 声を口から出している実感があるときには、支えが既に息で流れてしまっていると思います。口からほとんど出さないつもりで声を出すと良いです。声を支えるときは、出すテクニックよりも出さないテクニックが重要です。

 

《苦しいフリをした発声》 

 苦しいフリをしながら声を出そうとすると、逆に楽に歌える場合があったりします。

 

《くちびるの利用》 

 声が不安定なときや高い声が出にくいときは、くちびるを突き出して練習すると効果的な場合があります。発声練習の時などに試してみてくださいね。

 

《全力を出さない発声》 

 遠くまでよく響く声を出すときは、もう少し出せそうでも出さない、全力から一歩手前を保つ力加減が大切です。また、よく響く声は自分の予想より少し静かに感じられると良いです。

 

 

 ここの文章は、私が執筆したKindleのボイトレ本の内容から一部を抜粋し、改変したものです。

 

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